奈良県奈良市敷地周辺には観光地や大学があり、住宅だけではなく商業施設、アパートなどが混在したエリアに建つ住宅です。南北に約30mもある細長い形状をしている敷地で、ここに庭の要素をつくらずに開放的な住まいをつくりたいという要望でした。 1階には料理教室やイベントができるフリースペースとしてのパブリックな空間を、そして2階には夫婦のプライベートな空間を計画しました。そこへ敷地の長さを存分に楽しんでもらうため、そしてまちとの距離感を操作するスロープ空間を挿入することで、まちに対して開くことと閉じることを両立させました。実質的には外のない家ですが、光と風を呼び込むことで外を感じることができる住まいになっています。 分類 建築家住宅 建築家のつくる家 高級住宅 建築家紹介