和歌山県和歌山市 田園風景の中に大手の賃貸アパートが並ぶ風景は全国至る所で見られる。同じような地域で長期的にも競争力を持てる賃貸集合住宅を目指した。メゾネットの4戸とフロアタイプ2戸からなる。個性の異なる棟を南北に向き合うがどちらも南面採光でお互いの視線が重なることを避けている。アルビレオとは、はくちょう座の二重星でN棟とS棟が並ぶ姿からクライアントが命名した。
関西(大阪・神戸・京都)の第一線で活躍されている建築家が設計監理した
オンリーワンの住宅一覧
和歌山県和歌山市 田園風景の中に大手の賃貸アパートが並ぶ風景は全国至る所で見られる。同じような地域で長期的にも競争力を持てる賃貸集合住宅を目指した。メゾネットの4戸とフロアタイプ2戸からなる。個性の異なる棟を南北に向き合うがどちらも南面採光でお互いの視線が重なることを避けている。アルビレオとは、はくちょう座の二重星でN棟とS棟が並ぶ姿からクライアントが命名した。
和歌山県和歌山市 和歌山市を代表する景勝地和歌の浦。この地で市指定文化財であった江戸期の住宅に住み続けたクライアントが文化財の建物移転を機に敷地に集合住宅を計画した。用途地域は近隣商業地域で高層マンションが建設可能は地域であったが、景観へ配慮し5階とした。また敷地内の庭木の90%を保存し、緑に囲まれた環境をつくっている。北と南で廊下を挟んでメゾネットタイプとファミリータイプに分け、メゾネットの最上階は南面した大きなテラスをもち和歌の浦の風景を堪能できる。第3回和歌山市優良建築物賞受賞
和歌山県和歌山市 和歌山を代表する日本料理の銀平で修業した店主が、独立を期に元コンビニのあった店舗に改装した。広い通りに面した外部は竹穂垣を設け店舗の窓ガラスとの間の二尺を敷き瓦を敷き詰めた庭としている。露地を通り玄関に至る。床は炭モルタルの土間で、板間と畳の部屋に分かれている。座敷の奥の地板として堀止の町家から頂いた160年前の床板を転用している。
和歌山県和歌山市 和歌山城の正面に位置するダイワロイネットホテルの1階に店舗がある。店舗内に大きな構造柱があることから店舗正面にシンボリックな漆喰塗りのエンタシスの柱を設けた。店舗に入ると先ずアールのカウンターと水屋箪笥が迎えてくれる。客を案内するコントロールスペースでもありテーブル席の間仕切りも兼ねている。床には御影石を配置し、漆喰の壁に瓦が載った曲面の壁が連なる間の入口は個室になっている。
和歌山県和歌山市 天保12年(1841)竣工の町家の再生である。耐震補強し伝統ある佇まいを出来るだけ当時の姿に戻しながらも、年を経ても生活できるようにエレベーターを設置し2階を寝室と書斎として使っている。多くの書籍を所有するクライアントの書庫を主屋の通り庭の延長に渡り廊下を設け、洗面脱衣と浴室、ゆったりしたトイレを設け、更に奥に書庫を設置した。主屋奥座敷から縁側を経て望む庭の背景は天保の蔵である。再生工事が完成後、建物は国の登録有形文化に選定されている。
和歌山県 串本の家は慶応二年(1866)8月に棟上げがなされている。150年前のことである。明治中期まで漁業を営む網元で、その後山林業に転換し、現在に至っている。平面は3列3行で9室ある県内最大級の大型住居であるが、広々とした居間の空間もすき間風や埃から守るため天井が張られ天窓の光も十分に届いていない状況であった。先ずは当初の小屋裏を見せるため天井を撤去し、天窓を更に大きくし豊かな光をリビングダイニングに届けている。床は一尺巾の杉板張り、薪ストーブは大型住居を温かく包みこむ。
和歌山県紀ノ川市 百年前の古民家を再生。主屋を中心に北側への増築、東棟、牛小屋など多くの建物が重なり合っていた。不要な建物の減築を行い、東棟は建替え個室と水廻りを設けた。全体的に収納の少ないため北西に納戸部屋を設けた。田の字型間取りであるが、個室をつくるため一部壁として耐震壁を設けた。しころ葺きの屋根は、補修にとどめ再利用している。